薬では改善が
難しい不定愁訴
病院でも原因不明といわれてしまう「自律神経失調症」
「自律神経失調症」という言葉もよく耳にするようになりました。「自律神経」とは頭で考える意思とは関係ない、例えば食事のあとの消化や吸収、暑いときの発汗、寒い時の震え、運動したときに心拍数の上昇など、カラダが自ら調節しながら生命維持の為に働いているものをいいます。
その働きは数え上げればキリがないほど、実は私たちの身体はたくさんの仕事をこなしてくれています。そのおかげで生きていけるんですね。ホント感謝です。
その自律神経の働きが乱れ、基本的な代謝がおかしくなると仕事どころではなくなってしまいます。実際にふたば整体院には「自律神経失調症」と診断されて来院される方がいらっしゃいます。
でも病院で治療があるわけではなく、薬の処方だけ。服用しても大きな改善はないと、ただただ不安と焦りが積もるだけになってしまいます。
自律神経の中枢は脳幹にある
自律神経の中枢はと呼ばれる脳の下のほうにある「脳幹」、特に「橋」や「延髄」に多くあります。延髄には嘔吐、嚥下、唾液、呼吸および循環、消化の中枢を含み、生命維持に不可欠な機能を担っているとても大切な場所。
自律神経失調症はこの「橋」「延髄」に不具合が起きているのです。脳圧と自律神経との関係はどうなっているのでしょうか。
脳圧が上がると自律神経の中枢を刺激する
脳の真ん中で作られた脳脊髄液はイラストの青い部分、側脳室で造られ、第3脳室から、中脳水道、第4脳室と流れていき、そのまま脊髄の中心にある「中心管」へと入っていきます。
頭蓋骨の呼吸(一次呼吸)が悪くなると、脳脊髄液の循環が悪くなります。脳脊髄液には脳や脊髄に栄養を届けるという役割もありますので、流れが悪くなると栄養状態が悪化、同時にいらなくなったものを洗い流すこともできなくなります。淀んだ脳脊髄液に脳が満たされることになります。脳の環境としてよくないのは想像に難くありませんね。
さらに橋や延髄を脳脊髄液は流れていくので脳圧が高くなると、集中している自律神経の中枢を不規則に刺激してしまいます。
仮説ですが 自律神経失調症の原因の1つに「慢性的な脳圧上昇」があるのではないかと考えています。経験的に自律神経が乱れている方は頭蓋骨がとても硬く、すぐに動きが改善しないことが多いんです。長期間頭蓋骨の呼吸が悪い状態だったんではないかと推察しています。
また頭蓋骨のなかでも特にこめかみの骨(蝶形骨)はホルモンバランスに関わる部分で、この骨の動きが妨げられても、原因不明の体調不良を起こすことがあります。
ふたば整体院では触れているだけのような軽い施術で頭蓋骨の動きを改善し、脳圧を適正に戻し自律神経の働きを取り戻していきます。
薬ではなく根本的にカラダを変えてみませんか?
「治したい!」「変わりたい!」という強い気持ちに全力で応えていきます。
施術のポイント
頭蓋骨の呼吸(一次呼吸)を取り戻す
最優先としてやらないといけないのは、「頭蓋骨の呼吸(一次呼吸)」を取り戻すことです。「取り戻す」と表現したのは誰もが元々はよい状態にあったということです。
日々の過労や精神的なストレスで一次呼吸が悪くなっているんです。
単純な頭痛よりも自律神経失調症を起こしている状態を改善するには時間を要します。おそらく一次呼吸が悪化してから長年経っているからだと思われます。
ふたば整体院では一時的に脳圧を上げてから(溜める)、頭蓋骨の動きを回復させて一気に流すことで脳脊髄液の循環を強制的に刺激することもしています。
頭蓋骨-頸椎間のズレを正す
延髄はイラストのように後頭骨から第一頸椎のあたりにあります。
アゴが前に突き出るような姿勢が続くと、第1頸椎に対して後頭骨が前にずれてしまいます(黄色矢印)。これによって延髄に慢性的なストレスを与えてしまうことになります。
自律神経失調症で来院される方のなかには後頭下筋群が硬直したように硬いことがあります。長年、頭蓋骨と頸椎の間が狭くズレを起こしていることがうかがえる状態です。
ふたば整体院では頸椎の動き、アライメント、そして後頭骨と頸椎の位置異常を正し、脳幹への物理的なストレスを解消します。これによって同時に脳脊髄液の流れも改善されるので、脳圧も適正にもどるでしょう。
脳圧調整 施術の流れ
①専用の問診表に記入
②詳しく問診
こちらからたくさん質問をさせてもらいますが、あまり深く考えず思った、感じたことをそのままお答え頂くと助かります。あらかじめ痛みの出やすい条件やパターンを探ってみてもらえると、施術の大きなヒントになります。
③脳圧調整について説明
頭痛の原因が脳圧にある可能性が高い方には、まず脳脊髄液や脳圧調整とはどんなものかについてipadを使ってわかりやすく説明致します。
ご自身のカラダで何か起きているのか?
なにが原因なのか?
どういう施術をするのか?
理解を深めることが頭痛解消の第一歩です。イメージできれば不安は軽くなります。ちょっと難しいですが、一緒に勉強しましょう!
④細かく検査
問診から推測する原因が実際に頭蓋骨や内臓で起きているか、直接触れて確認します。訓練された「手」は機械よりもはるかに敏感で、僅かな違いも感じ取ることができます。
ふたば整体院ではまずあたまの呼吸を詳細に診ます。さらに頸椎の動き、内臓にかかっている負担などを検査します。
⑤矯正・調整
あたまの呼吸はとても繊細です。触れているだけのような調整だったりします。また頭蓋骨と内臓の連動や頭蓋骨と頸椎のズレも改善し、脳脊髄液の循環が安定してよい状態になるように持っていきます。
総合的に矯正をすることで効果を持続させ、カラダを変えていくことが出来るのです。
⑥カラダの状態を説明
⑦お会計・次回の予約
脳圧調整
施術スケジュール
①不快な症状を集中的に取り除く段階
まずは脳圧を下げて頭痛やめまいなどのお困りの症状を軽減することに注力する段階です。頸椎、頭蓋骨の位置関係、個々の頭蓋骨の動き、一次呼吸の改善を進めていきます。
経験上、この段階ではあまり間隔を空けずに連続的に施術することで改善も早くなり、カラダも安定することが分かっています。週に1~2回の来院をお願いします。
②脳圧を安定化させる段階
集中的な施術で脳圧が下がると頭痛の程度や頻度もぐっと下がってきます。 次の目的としては「脳圧を良い状態で保つ」ことになります。
気圧や気温などの環境の変化、寝不足、過労などの生活からくる負担により、脳圧は上がってしまうことがあります。それらのストレスがかかっても脳圧が安定してよい状態であるため、個々の頭蓋骨の動きや内臓の機能を改善をすることで、変化に対する対応力を高めていきます。
施術目安としては週1回程度。この段階で施術をしていくと「そういえば今月頭痛がなかった」というくらい、いつのまにかカラダが変わっていることがよくあります。
③良い状態を保っていく段階
頭蓋骨の状態、一次呼吸が良い状態になると、さらにカラダの感覚が鋭くなってきます。大きな問題になる前に「ちょっと調子が悪いな」と感じるようになります。その時はメンテナンスをお勧めします。
なにかと負担のかかる現代社会。特にコロナ禍で精神的なプレッシャーもかかる毎日です。セルフケアの重要性はさらに高まってくるでしょう。
ふたば整体院では「治せるカラダへ」をコンセプトに、負担のかかる環境にうまく適応できるカラダになるよう施術していきます。目安としては1~2か月に1回程度となります。