カイロプラクティックとは

HOME | カイロプラクティックとは

カイロプラクティックの
理解を深めてもらいたい

街中にはたくさんの接骨院、整体、そしてカイロプラクティックのお店がたくさん軒を連ねていますが、「カイロプラクティック」って耳にはするけど、どういうことをするところなのか、整体や接骨院と何が違うのか、よくわからないという方が多いのではないでしょうか。
 
以前開業していた茨城県に比べても、生まれ故郷の神戸ではカイロプラクティックがあまり知られていない、正しく理解されていないと感じることがとても多いです。
 
ここではカイロプラクティックへの理解が少しでも広がって頂ければと思い、歴史も含めてご紹介したいと思います。
 

カイロプラクティックの歴史

19世紀に米国で始まる

 
カイロプラクティックは19世紀(1895年)、アメリカのアイオワ州で磁気治療の治療院を開業していたD.D.パーマー(写真)によって創始されました。
 
D.Dパーマーが難聴であった用務員の背骨を調整したところ聴力が回復した、という経験をきっかけだったといわれています。パーマー氏は脊椎のゆがみが神経系の機能を阻害し、さまざまな症状を引き起こすという仮説を立て、「カイロプラクティック(ギリシャ語で「手技」の意)」と名付け、手技療法として確立していきました。
 
およそ130年の歴史をもつカイロプラクティック。偶然の発見から「これはなにかある!」と追求していったパーマー氏に心から敬意を表します。
 
 

米国から世界へ(20世紀前半)

 
カイロプラクティックはアメリカで急速に広まり、多くの州で合法的な医療行為として認められましたが、同時に医学界からの批判や法的な問題に直面するといったこともありました。
 
そのような中、1906年には最初のカイロプラクティック学校が設立され、多くのカイロプラクターが輩出されました。
 
20世紀後半になると徐々に認知度が高まり、多くの国で代替医療の一つとして受け入れられるようになりました。その背景には、医療費の高騰で多くの国民が医療にアクセスできない状況となり、そのため安価で効果的な治療法としてカイロプラクティックは受け入れられていったようです。
 
 

48か国で医療として認可、
さらに広がりを見せる

 
米国にとどまらず、世界的な広がりを見せたカイロプラクティックは、現在48か国で医療として法的な資格が認められています。
 
 アメリカやカナダにあるカイロプラクティック専門大学では、ドクター・オブ・カイロプラクティック (Doctor of Chiropractic:D.C)が取得でき、学位取得後、各州の指定する資格試験に合格するとカイロプラクターとして医療に従事できるようになります。
 
その他にも制度の違いはあれど、イギリス、オーストラリア、スイス、デンマーク、南アフリカ、ニュージーランド、マレーシアなどでカイロプラクティックは医療として認められています。
 

日本におけるカイロ
プラクティックの現状

世界では医療として認められている国が多いなか、日本におけるカイロプラクティックはあくまでも民間療法の1つという位置づけです。
 
1950年代にカイロプラクティックが日本に導入され始めた際、法的な整備の前に全国に広がってしまい、統一した基準の設定がすでに困難になってしまったことで、公的な資格とならなかった背景があります。
 
法的な基準がない民間療法という扱いのため、 数か月のものから4年制、国際カイロプラクティック教育評議会 加盟の認証機関から認可を受けた教育機関のものまで様々な養成施設が混在するのが現状です。
 

逆に米国でカイロプラクティックの国家資格を取得して帰国しても、その資格は日本では認められていないため、同様に民間療法扱いになるのもまた現実です。つまり米国では「医師」であっても、日本では「無資格」ということです。
 
日本においてカイロプラクティックが半世紀以上受け入れられ、多くの人の健康増進に寄与している面を考慮すると、「公的資格ではない=危険」というのではなく、高い知識と技術そして哲学を持ってカイロプラクティックの施術しているかが大切だ、と個人的には考えます。
 
病院や接骨院などではカバーしきれない症状に対応し、カイロプラクティック独自のカラダの解析法や施術方法が新しい可能性を提供している点がは大きいのではと感じています。
 
 

カイロプラクティックの特徴

ではカイロプラクティックはどのような概念と狙いをもって施術しているのでしょうか?
 
カイロプラクティックの基本的な概念では「 脊椎や骨盤の構造的な歪みを整えることで、神経系の機能が改善され、カラダの自然治癒力を高める」と考えます。この自然治癒力をカイロプラクティックでは「 イネイトインテリジェンス」といい、最も重要視している概念の1つです。
 

イネイト・インテリジェンス(自然治癒力)とは、生命に本来備わっている生命維持、環境適応性、自己修復能力などを含む、簡単にいうと 「健康を維持するための能力」といえます。
 
鍼灸や他の整体も施術方法がそれぞれ異なりますが、狙っているのは 「自然治癒力を高める」ことで目的は同じで、アプローチの方法が異なるだけだと思います。
 
カイロプラクティックでは 骨盤や背骨のゆがみによって、神経系の働きが阻害され、イネイト・インテリジェンス(自然治癒力)が低下すると考えます。
 
そのため骨盤や背骨を中心に可動性の有無、周辺組織の状態を「手」によって検査し、 神経系に異常をきたしている箇所(サブラクセーッションといいます)を見つけ、器具を使わず「手」によって「矯正(Adjust)」をすることで、イネイトインテリジェンス(自然治癒力)を取り戻す、難しくなってしまいましたが、これがカイロプラクティックの施術の狙いです。
 
まとめると

<カイロプラクティックの主な特徴>

1. 脊椎や骨盤を中心とした矯正(Adjust)を伴う手技療法
2. 神経系の機能改善を通じてイネイト・インテリジェンス(自然治癒力)を高めるという考え方
3. 薬物療法や手術を用いない非侵襲的なアプローチ
などが挙げられます。
 

カイロプラクティックに対する誤解

カイロプラクティックにどんなイメージをお持ちですか?
 
よく言われるのが、
「ボキボキ骨を鳴らして痛そう」
「カラダのゆがみを治すところ」
「整体と同じじゃないの?」
 
 もしあなたがカイロプラクティックを受けてボキボキされて痛かった、という経験をお持ちなら、それは残念ながら解剖学的な知識に乏しく技術の低い施術者に当たってしまったのかもしれません。
 
カイロプラクティックで行う矯正(Adjust)は、関節に対して 正しい方向で適切なスピードと必要な深さをもって行われます。 正しい方法であれば痛みは全くなく、むしろ関節が解放されるので気持ちよさが残ります
 
そして正しい矯正をするためには解剖学、運動力学、そしてカイロプラクティックの哲学とそれに基づいた高い技術が必要です。
 
もう1つのよくある誤解は、カイロプラクティックはカラダのゆがみを正しているわけではないという点です。
 
繰り返しになりますが、カイロプラクティックでは骨盤や背骨に歪みがあることで全身に広がっている神経の働きが悪くなり、それがカラダの不調の原因と考えています。
 
神経の働きを取り戻すために骨盤や背骨のゆがみをみつけ、矯正(Adjust)しているんです。
 
つまり、 ゆがみを正す矯正(Adjust)は「目的」ではなく、あくまでも「手段」。 本当の目的は「神経の働きを取り戻し、自然治癒力を高める」ことなんです。
 
この概念、哲学が他の整体とはもっとも異なる点だと思います。
 
カラダの不調を治しているのは「カラダ」であって、施術者ではありません。施術者はあくまでもカラダの治癒力がうまく発揮できない問題点を見つけ、それを取り除くようにしているだけ。
 
もしカイロプラクティックの施術を受けて改善されたら、まず自分のカラダに感謝してください。「治してくれてありがとう」、と。
 
難しくなってしまいましたが、カイロプラクティックの正しい理解が広がることを願っています。
 

カイロプラクティックの
施術は歯科医師の
治療の流れに似ている

 

歯医者さん

カイロプラクティック

症状例 むし歯 腰痛
集中ケア
(痛みの緩和)

ダメになった部分を削ったり、悪い時には神経を抜いたり、
痛みをとることを目的とした治療を行います。

まず検査によって考えられる痛みを取り除くための施術を集中して行い、痛みのない日常生活を送れるように持っていきます。
再発防止ケア
(全体最適化)

他にむし歯になりそうな歯や歯石、歯茎のケアなど、口腔環境を改善することで再発の防止に努めます。


下肢のアライメント、関節の可動性、バランス、骨盤の状態など、腰痛を繰り返す要素を取り除き、再発しないカラダへと変えていきます。

定期的な
メンテナンス
(予防ケア)

口腔環境が良くなったら一旦治療は終了。よい状態を保つため定期的な定期的な検診、ケアが推奨されます。


実はカイロプラクティックは予防が得意なんです!痛みや違和感が出る前の小さな問題を見つけ出し、元気に過ごせるカラダ作りに貢献します。

カイロプラクティックは
思っている以上に
幅広い症状に対応します

カイロプラクティックは皆さんが思っている以上に、幅広い症状に対応します。こんな症状はカイロプラクティックとは関係ないだろうと思わず、まずはご相談ください。
 
〇各種関節(首、肩、腰、股関節、足首など)膝の痛み
〇手足のしびれ
〇頸椎・腰椎ヘルニア
〇坐骨神経痛
〇肩こり、首こり、背中の張り
〇慢性腰痛、急性腰痛(ぎっくり腰)
〇骨盤、背骨の歪み
〇O脚、X脚
〇内臓の不調
〇頭痛、めまい、耳鳴りなど
〇産後の骨盤矯正
〇妊娠期の症状、安産整体
その他スポーツパフォーマンスの向上、健康維持、定期的なメンテナンスにもとても有効です。

腰痛・下肢への症状

腰椎ヘルニア 脊椎すべり症 スポーツパフォーマンスの向上
 

股関節・膝・足の症状

股関節痛 股関節の可動制限 膝の痛み 下肢のアライメント調整(O脚X脚) 足底腱膜炎など足裏の痛み スポーツパフォーマンスの向上
  • 股関節痛
  • 股関節の可動制限
  • 膝の痛み
  • 下肢のアライメント調整(O脚X脚)
  • 足首のねんざ・痛み・不安定感
  • 足底腱膜炎など足裏の痛み
  • スポーツパフォーマンスの向上
 

首・肩・上肢の症状

頚椎ヘルニア むち打ち 寝違え 五十肩 腕挙上時の肩の痛み 腱鞘炎 手・指のしびれ
  • 頚椎ヘルニア
  • むち打ち
  • 寝違え
  • 五十肩
  • 腕挙上時の肩の痛み
  • 腱鞘炎
  • 手・指のしびれ
 

肩こり・背中の痛み

肩こり 背中の張り・痛み
 

 内臓不調からくる症状

逆流性食道炎 胃もたれ・胃痛 便秘・下痢 夜間頻尿
 

その他体調不良もお気軽にご相談下さい。

 

営業カレンダー