急性腰痛(ギックリ腰)

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突然襲われる激しい腰痛

 

ギックリ腰の原因を理解する

 ギックリ腰の原因を理解していきましょう。
 
 まずはカラダの構造から。
 腰椎と腰椎の間には「椎間板」という軟骨が入っています。椎間板は3層の線維のなかに「髄核」という芯のようなものがはいっています。
 
 髄核が大きくズレて線維輪まで変形(でっぱる)した状態をヘルニアといい、これが神経に触れて痛みやしびれが出ると「腰椎ヘルニア」と診断されます。

 

動きに合わせて髄核は動く

 カラダを前に倒した(前屈)とき、椎間板は後ろ側が広がるので髄核は後ろに移動します。逆に腰を伸ばした(後屈)とき、椎間板は前に移動します。
 
 髄核は腰椎のスムーズに動くのを助けています。
 

 

腰を丸めた姿勢が続くと

 イラストのように浅く椅子に座ったり、いつも腰を丸めて座っていたりすると、慢性的に髄核は後ろにあることになります。

 
 髄核の動きが悪くなった状態は慢性的な腰痛になるだけでなく、ギックリ腰の温床にもなります。
 

髄核を挟み込んで炎症が起きる

 ギックリ腰は腰を曲げたときに襲われるイメージがありますが、実は曲げたところから戻そうと腰を伸ばしたときに起きているのです。
 
 歯磨きで口を濯いで顔を上げようとした瞬間
 何かものを取ろうと手を伸ばして戻す瞬間
 
 慢性的に後ろにある髄核は動きが悪くなっているので、腰を伸ばそうとした瞬間、後ろ側で腰椎に挟まれてしまうのです。これをきっかけに椎間板に炎症が起きます。
 
 ギックリ腰の痛みは炎症の痛みです。
 でもそのおおもとは髄核の動きが悪くなっていることで起きてしまうのです。

 

施術のポイント

 

まずは炎症を抑える

 
  ギックリ腰で真っ先にやるべきは「炎症を抑えること」
 
 そのために一番効果的なのが「アイシング(冷却)」です。
 
 炎症はカラダの深いところにある椎間板なので、湿布では全く冷えません。鎮痛剤配合の湿布でも届きません。
 
 アイシングバッグや保冷剤(アイスノンのようなもの)を患部に直接当てて冷やします(10~15分)。しっかり患部が冷えるとそれだけでも痛みは半減します。
 
 炎症が大きいうちはどの方向に動かしても強い痛みがあります。しっかり冷やして炎症を小さくなれば、痛みが出る方向、痛みが軽くなる方向が分かるようになってきます。そうなると次の段階に進めます。

 

挟まれた髄核を元に戻す

 少し腰を動かせるようになったら、出来る範囲で動いてもらいながら髄核を元の位置に戻していきます。
 
 座った状態でカラダを前に倒してもらい、椎間板の後ろを広げて挟まれた髄核を解放します。このまま腰を戻すと髄核はまた挟まれてしまうので、腰椎を下から支えた状態(青矢印)でゆっくりと腰を伸ばしてもらいます。
 
 腰を伸ばすと椎間板の前側が広がるので、髄核は前へ動きやすくなります。これを痛みの状態を診ながら、出来る範囲で繰り返していくことで髄核は元の位置に戻っていきます。
 
 元の位置に戻ると腰は動かしやすくなっているのを実感してもらえます。
 
 ただし炎症そのものは残っているので痛みはあります。1,2日はご自宅でアイシングを継続してもらうとさらに痛みは早く軽減していきます。
  

 

正しい知識をお伝えします

 ふたば整体院ではギックリ腰の原因、メカニズムを理解してもらうことに力を入れています。
 
 そうすると写真のような座り方をしないことが再発防止につながることをわかるからです。理解できれば行動が変わります。施術だけでなく正しい知識をお伝えすることで、あなたを「治せるカラダ」へ導きます。

ふたば整体院カイロプラクティック施術
 カイロプラクティックをベースに内臓や
頭蓋骨も 調整し、 基本的な体力を上げることで
自ら「治せるカラダ」へと整えていきます。
(詳細については随時更新していきます)

腰痛・下肢への症状

腰椎ヘルニア 脊椎すべり症 スポーツパフォーマンスの向上
 

股関節・膝・足の症状

股関節痛 股関節の可動制限 膝の痛み 下肢のアライメント調整(O脚X脚) 足底腱膜炎など足裏の痛み スポーツパフォーマンスの向上
  • 股関節痛
  • 股関節の可動制限
  • 膝の痛み
  • 下肢のアライメント調整(O脚X脚)
  • 足首のねんざ・痛み・不安定感
  • 足底腱膜炎など足裏の痛み
  • スポーツパフォーマンスの向上
 

首・肩・上肢の症状

頚椎ヘルニア むち打ち 寝違え 五十肩 腕挙上時の肩の痛み 腱鞘炎 手・指のしびれ
  • 頚椎ヘルニア
  • むち打ち
  • 寝違え
  • 五十肩
  • 腕挙上時の肩の痛み
  • 腱鞘炎
  • 手・指のしびれ
 

肩こり・背中の痛み

肩こり 背中の張り・痛み
 

 内臓不調からくる症状

逆流性食道炎 胃もたれ・胃痛 便秘・下痢 夜間頻尿
 

その他体調不良もお気軽にご相談下さい。

 

施術の流れ

①問診表への記入

 初診時にはまず、問診票にご記入頂きます。
分からないことは口頭でも構いません。
 
 もしお持ちでしたらご持参ください。
 <ご持参いただくと助かるもの>
 ・レントゲンやMRIの画像(フィルム、CD-ROMなど)
 ・お薬手帳など(服用している薬が分かるもの)
 ・お困りの症状が分かるものなど
 

②詳しく問診

 ご記入頂いた問診票をもとにお困りの症状やカラダの状態について確認致します。 こちらからたくさん質問をさせてもらいますが、あまり深く考えず思った、感じたことをそのままお答え頂くと助かります。
 
 症状だけでなく、ライフスタイル(お仕事の内容、睡眠、栄養状態など)についても質問させてもらいます。ほとんどの原因は普段の生活の中に潜んでいるからです。
 
 どう表現したらいいかわからないときは「ぼわっとする」とかあなたの言葉で構いません。気軽に話してくださいね。
 

③細かく検査

 訓練された「手」は機械よりもはるかに敏感で僅かな違いも感じ取ることができます。 
 
 レントゲンやMRIは静止画。これに対してふたば整体院の検査は「動き方」「動くタイミング」「関節の連動」「バランス」「硬さ・重さ」「浮腫・熱感」など、病院とは見ているものが全く違います。  
 
 「 こんなに細かく検査されたの初めてですよ」 と言われことがよくあります。 ふたば整体院では当たり前のことも、どうやら当たり前ではないようです。  

 

矯正・調整  

 検査から得られた情報を総合的に判断し、それぞれのカラダの状態、症状に最も適した施術方法を選択して施術致します。 その日によって体調は違うので、毎回施術内容、方法が異なるという場合もあります。  

 さらにふたば整体院では施術の効果を高めるため、矯正のみならず、頭蓋骨や股関節、顎関節の調整、重心の位置の調整も行っています。

 総合的に矯正をすることで効果を持続させ、カラダを変えていくことが出来るのです。    
 

⑤わかりやすく説明

 いろいろな病院や接骨院を転々とされて当院にたどり着いた方が「こんなに詳しく説明されたのは初めてです!」とおっしゃいます。

 ふたば整体院では特に「説明」に力を入れています。「分からない」ことから生まれる「不安」を取り除くためです。
 
 ガイコツの模型やホワイトボード、紙芝居も使ったりして、なるべく分かりやすく理解して頂けるよう説明致します。わからないこと、疑問に思ったことはなんなりとご質問ください。
 

⑥お会計・次回の予約

  初めての施術の場合、カラダがだるくなったり、眠くなったりすることがあります。
 
 今までにない刺激でカラダが活性化しているからです。ひさしぶりに運動したときのようなカラダのだるさが出ることもあります。   その場合は早目に寝て頂ければ次の日にはすっきりとするでしょう。
 
 ふたば整体院では症状の改善で終わらず、再発の防止も大切と考えています。そのための最適な施術スケジュール(次回の来院予定)をご提案致します。