脚へのしびれを伴う
腰椎ヘルニア

臀部や脚への痛みやしびれを伴う腰椎ヘルニア。
まず、みなさん「ヘルニア」にどんなイメージをお持ちですか?
「痛み止めを服用してやり過ごすしかない」
「基本的に良くなることはない」
「悪化したら手術しかない」
「よくなることはない」という
イメージをお持ちの方が多いですが、
そんなことはないのでご安心ください。
余談ですが、たまにレントゲン検査だけで
腰椎ヘルニアと診断する病院があったりしますが、
軟骨はレントゲンでは映らないので、
本来ヘルニアとは診断はできないはずです。
ヘルニアの確定診断にはMRI検査が必要です。
もしレントゲン検査のみでヘルニアと診断されたら、
他の病院での受診をお勧めします。

写真は腰椎ヘルニアで来院された
男性のMRI画像です(許可を得て掲載しております)。
四角い積み木のように並んでいるのが腰椎、
挟まれて黒く映っている(青い丸)のが椎間板。
縦に白く帯状に走っているのが背骨の中を通る脊髄です。
そして椎間板が変形して脊髄に食い込むように
出っ張って(赤い丸)痛みをしびれを出す、
これが腰椎ヘルニアです。
神経への当たり方によって痛みやしびれの
範囲や程度が変わって、病院では
グレードⅠ~Ⅳまで区分けしています。

腰椎を模式図にしてみました。
図の左側がお腹側、右が背中側になります。
腰椎と腰椎の間には「椎間板」という
特殊な組織があります。
腰椎ヘルニアはこの椎間板に問題が
起きて起きる症状になります。
病院ではわかりやすく「腰の軟骨」と
いったりします。
加齢に伴ってこの椎間板が薄くなって、
「腰の軟骨が薄くなっていると言われちゃって・・・」
という高齢の方がたくさん来院されますね。
椎間板の中には「髄核」という芯のような
ものがあって、これが姿勢や動きに合わせて
前後左右に動いてくれることで、
腰椎はスムーズに動いてくれるんです。
次にお腹側の縦に青いラインが
入っていますが、これは「前縦靭帯」といって
姿勢を支えるとても強い靭帯です。
そして腰椎の間、椎間板の近くから
下肢(臀部~足先まで)のほうへ
伸びている「坐骨神経」が出ています。
ざっくりと腰椎はこんな構造をしています。

こういった解剖学を踏まえたうえで
「腰椎ヘルニア」について説明していきます。
腰椎ヘルニアは症状としては
突然発症するんですが、
原因は長年かけて作られたものです。
上下の腰椎に挟まれてた椎間板は
ずっと重力(体重)がかかり続けています。
中腰での作業や腰を丸めた姿勢で
長時間座っていたりすると、
椎間板の前側は狭くなり、
逆に後ろ側は広がっているので
髄核は後ろに移動します。
この状態が慢性的、長期間に続くと
髄核は後ろ側へ偏って椎間板そのものを
変形させていくんですね。
腰椎の後ろ側からは坐骨神経がでているので、
これに変形した椎間板が当たってしまって
痛みやしびれを発症する、
これが腰椎ヘルニアです。
腰椎ヘルニアは重いものを持ったり
運んだりする重労働の方、
長時間座りっぱなしの事務、
タクシーやトラックの運転手さんに
とても多い症状です。
腰を丸めた姿勢が慢性化しやすい
職業の方は要注意です!
また過去にラグビーやサッカーなので
激しくぶつかり合うようなスポーツを
されていた方にも多いのが特徴です。
これは強い衝撃によって椎間板そのものに
傷が入っていたりして、
構造上もろくなっているからです。
若い頃に部活でそういったスポーツを
されていた方もお気を付けください!

この腰椎ヘルニアに対して
カイロプラクティックが何をするのか?
なにが出来るのか?
カイロプラクティックはご存じの通り、
背骨を瞬間的に動かすのを得意としています。
これを矯正(Adjust)といいます。
これを腰椎ヘルニアを起こしている椎間板に対して行います。
上下方向の重力による圧縮で起きている
椎間板の変形が原因なので、やることは
その逆、上下の腰椎を引き離すように瞬間的に矯正!
すると
椎間板内が陰圧になって
出っ張っていたものが引っ込むんです。
神経に当たらなくなれば症状は消えていきます。
さらに
ヘルニアの背景にあった
腰椎の動きの悪さ(姿勢の悪さ)も
改善する必要があります。
腰椎全体の動きを正して、
体重の負担が偏らないようにカラダを変えていきます。
そうすることで再発を予防することができます。
ヘルニアは痛み止めか手術しかないと
思っている方、そんなことはありません。
カイロプラクティックという選択肢がある
ことを広く知って頂きたいと切に願っています。

とは言え、カイロプラクティックも
すべてのヘルニアを改善できるわけではありません。
こんな症状がで始めたら
カイロプラクティックでは
どうすることもできない、即手術!
というという段階があります。
稀なケースですが、
もしそうなったときに
正しい判断ができるように
ぜひ読んでくださいね!
ヘルニアは椎間板が変形して
坐骨神経に侵害することで起きると説明しました。
前のイラストの髄核が椎間板内に
納まっている状態でしたら、
カイロプラクティックの施術で対応可能です。
しかしこのイラストのように
なるとそうはいきません。
腰椎ヘルニアの最も悪い状態、
「脱出型ヘルニア」です。
本来椎間板の中に納まっている
髄核が突き破って外に飛び出した状態です。
想像するだけでも痛そうです。
どんな症状が出たら脱出型ヘルニアなのか?
「呼吸するだけで激痛」
これが脱出型ヘルニアのサインです。
それまでは姿勢を変えることで
症状を緩和できたけど、
脱出型ヘルニアになった途端、
とても生活できる状態ではなくなり
呼吸するだけで激痛が走ります。
こうなると緊急手術の必要がありますので、
救急で病院へ行ってください!
腰椎ヘルニアで
お困りの方へ

もしあなたが腰椎ヘルニアを患っていたとていも、
必ず悪化するわけではありません。
腰椎全体の動きや骨盤を整えれば
ヘルニア部へ負担も軽減できますので、
カイロプラクティックでの
継続したメンテナンスをお勧めします。
日ごろの姿勢や習慣を気を付けていれば
再発せずに過ごせるようになります。
繰り返しになりますが、
「腰椎ヘルニアは治らない」
「悪化したら手術しかない」
なんてことはありません。
カイロプラクティックで
できることがたくさんあります。
ぜひ選択肢の1つに入れて頂きたいと思います。
腰椎ヘルニアに関して
もっと詳しく知りたい方は
お電話もしくはLINEから
お気軽にお問い合わせ下さい。
適応可能な症状
施術の流れ
①問診表への記入

②詳しく問診

③細かく検査

訓練された「手」は機械よりもはるかに
敏感で僅かな違いも感じ取ることができます。
レントゲンやMRIは静止画。
これに対してふたば整体院の検査は
「動き方(タイミング、幅、方向)」
「関節の連動」「バランス」
「硬さ・重さ」「浮腫・熱感」など、
病院とは見ているものが全く違います。
「 こんなに細かく検査されたの初めてですよ」
と言われことがよくあります。
ふたば整体院では当たり前のことも、
どうやら当たり前ではないようです。
④矯正・調整

さらにふたば整体院では施術の効果を高めるため、
総合的に矯正をすることで効果を持続させ、
⑤わかりやすく説明

いろいろな病院や接骨院を転々とされて
当院にたどり着いた方が
「こんなに詳しく説明されたのは初めてです!」
とおっしゃいます。
たば整体院では特に「説明」に力を入れています。
「分からない」ことから生まれる「不安」を取り除くためです。
ガイコツの模型やホワイトボード、ダブレットも用いて
なるべく分かりやすく理解して頂けるよう説明致します。
わからないこと、疑問に思ったことは
お気軽になんでもご質問ください。
⑥お会計・次回の予約

今までにない刺激でカラダが活性化しているからです。
ふたば整体院では症状の改善で終わらず、