高すぎる脳圧が
嘔吐中枢を刺激する

なぜ頭痛が悪化すると吐き気がするのか?
こんな種類の頭痛や吐き気はありませんか?
□頭痛がひどくなると吐き気がする
□頭痛と気持ち悪さが断続的に続く
□薬を飲んでも吐き気や気持ち悪さが治まらない
このタイプの頭痛は時間差が
あるのが特徴です。
まず頭痛が始まってから
しばらくすると酷くなり、
そして吐き気を催すという段階があります。
ではなぜ頭痛がひどくなると
吐き気がするのでしょうか?
頭のなかで何が起きているかみていきましょう。

脳脊髄液の流れ
悪い姿勢や硬くなって頭蓋骨の動きが悪くなると、
脳脊髄液の流れが悪くなり脳圧が上昇してきます。
脳圧が高くなると頭痛をはじめとして、
様々な症状を引き起こします。
脳の中心部を拡大した図です。
ブルーの部分は脳脊髄液が流れている
ルートと示しています。
脳脊髄液は側脳室で造られ、
第3脳室から中脳水道、第4脳室を経て、
脊髄のなかを通る中心管へと
流れていきます(黄色矢印)。

「嘔吐中枢」を脳圧が刺激
脳には生命維持のために
大切な神経の中枢があります。
そのなかの1つが「嘔吐中枢」。
通常は病原菌や異物、過度のアルコールなどを
カラダによくないものを吐き出すために
防御反応として働くものです。
この「嘔吐中枢」は脳室のすぐそばにあるため、
脳圧が高くなりすぎると物理的に
「嘔吐中枢」を刺激してしまいます。
脳圧が高くなり始めると頭痛が起きる
→脳圧上昇が続くと頭痛が悪化する
→さらに上昇すると嘔吐中枢を刺激
→気持ち悪さ、吐き気を催す
これが頭痛がひどくなると
吐き気がするメカニズム。
頭痛と吐き気の関係を理解できれば、
不安も和らぎます。改善するためには
頭痛薬ではなく、脳圧を適正に
保つようにカラダを変えていくことです。
施術のポイント

頭蓋骨の呼吸を取り戻す
このタイプの頭痛では
頭蓋骨全体が硬く締まっていて
「頭蓋骨の呼吸」が
非常に小さい傾向にあります。
自律神経失調症でも
同様の状態であることが多いです。
しかし自律神経失調症では
慢性的に一次呼吸が低下している
のに対して、このタイプの頭痛は
急性的なものなので、
比較的改善は早いと言えます。
ふたば整体院では
一次呼吸の状態を「手」で確認し、
動きの悪い縫合を探します。
そして頭蓋骨全体として
呼吸ができるように調整していきます。

頭蓋骨-頸椎間のズレを正す
延髄はイラストのように
後頭骨から第一頸椎のあたりにあります。
アゴが前に突き出るような姿勢が続くと、
第1頸椎に対して後頭骨が前に
ずれてしまいます(黄色矢印)。
これによって延髄に慢性的な
ストレスを与えてしまうことになります。
自律神経失調症で来院される方のなかには
後頭下筋群が硬直したように硬いことがあります。
長年、頭蓋骨と頸椎の間が狭くズレを
起こしていることがうかがえる状態です。
ふたば整体院では頸椎の動き、アライメント、
そして後頭骨と頸椎の位置異常を正し、
脳幹への物理的なストレスを解消します。
これによって同時に脳脊髄液の流れも
改善されるので、脳圧も適正にもどるでしょう。
施術の流れ
①専用の問診表に記入

②詳しく問診
こちらからたくさん質問を
させてもらいますが、
あまり深く考えず思った、
感じたことをそのまま
お答え頂くと助かります。
あらかじめ痛みの出やすい条件や
パターンを探ってみてもらえると、
施術の大きなヒントになります。

③脳圧調整について説明
頭痛の原因が脳圧にある可能性が
高い方には、まず脳脊髄液や脳圧調整とは
どんなものかについてipadを使って
わかりやすく説明致します。
ご自身のカラダで何か起きているのか?
なにが原因なのか?
どういう施術をするのか?
理解を深めることが頭痛解消の第一歩です。
イメージできれば不安は軽くなります。
ちょっと難しいですが、一緒に勉強しましょう!

④細かく検査
問診から推測する原因が実際に
頭蓋骨や内臓で起きているか、
直接触れて確認します。
訓練された「手」は機械よりも
はるかに敏感で、僅かな違いも
感じ取ることができます。
ふたば整体院ではまずあたまの呼吸を
詳細に診ます。さらに頸椎の動き、
内臓にかかっている負担などを検査します。

⑤矯正・調整
あたまの呼吸はとても繊細です。
総合的に矯正をすることで

⑥カラダの状態を説明

⑦お会計・次回の予約

脳圧調整
施術スケジュール
①不快な症状を集中的に取り除く段階

まずは脳圧を下げて頭痛やめまいなどの
お困りの症状を軽減することに注力する
段階です。
頸椎、頭蓋骨の位置関係、
個々の頭蓋骨の動き、
一次呼吸の改善を進めていきます。
経験上、この段階ではあまり間隔を
空けずに連続的に施術することで
改善も早くなり、カラダも安定する
ことが分かっています。
週に1~2回の来院をお願いします。
②脳圧を安定化させる段階

集中的な施術で脳圧が下がると
頭痛の程度や頻度もぐっと下がってきます。
次の目的としては「脳圧を良い状態で保つ」
ことになります。
気圧や気温などの環境の変化、寝不足、
過労などの生活からくる負担により、
脳圧は上がってしまうことがあります。
それらのストレスがかかっても脳圧が
安定してよい状態であるため、個々の
頭蓋骨の動きや内臓の機能を改善をする
ことで、変化に対する対応力を高めて
いきます。
施術目安としては週1回程度。
この段階で施術をしていくと
「そういえば今月頭痛がなかった」
というくらい、いつのまにか
カラダが変わっていることがよくあります。
③良い状態を保っていく段階

頭蓋骨の状態、一次呼吸が良い状態になると、
さらにカラダの感覚が鋭くなってきます。
大きな問題になる前に「ちょっと調子が悪いな」と
感じるようになります。
その時はメンテナンスをお勧めします。
なにかと負担のかかる現代社会。
セルフケアの重要性はさらに
高まってくるでしょう。
ふたば整体院では「治せるカラダへ」を
コンセプトに、負担のかかる環境に
うまく適応できるカラダになるよう施術
していきます。
目安としては1~2か月に1回程度となります。