周期的かつ集中的に
起きる群発性頭痛
周期的に襲ってくる激しい頭痛
数か月~数年周期で1~2か月間毎日のように頭痛が起きる「群発性頭痛」。20~30代の男性に多く、医学的にはいくつかの条件や定義があるようですが、これといった治療法が確立されておらず、原因も不明となっています。
仮説としては
・目の奥にある太い血管が膨張もしくは炎症を起こし、神経を刺激するため
・三叉神経と自律神経の異常や三叉神経の過剰な興奮が副交感神経を刺激するため
とも言われています。
群発性頭痛の明確な原因は私も分かりません。なぜ周期的なのか、始まったら毎日起きるのかについては解明したいと思いますが、まだそこまでには至っていません。
施術のポイント
蝶形骨の動きを取り戻す
明確な原因がわからないから、打つ手がないというわけではありません。
今まで数名の「群発性頭痛」の方を施術してきましたが、重要なポイントは「こめかみの骨(蝶形骨)を正しく動かす」ことです。
イラストのように蝶形骨は頭蓋骨の中央にあって、左右貫通している唯一の骨。頭蓋骨内では下垂体がこの蝶形骨に載っており、自律神経系にもつよく関与する骨でもあります。
慢性頭痛や片頭痛とも共通して、群発性頭痛においても頭蓋骨の動きが悪くなっています。ただ前頭骨や側頭骨だけを動かすというより、蝶形骨をスムーズに動かすために隣接するすべての骨の動きを取り戻す必要があります。
そのため改善や再発防止には繰り返しの施術が必要になってきます。
施術の流れ
①専用の問診表に記入
②詳しく問診
こちらからたくさん質問をさせてもらいますが、あまり深く考えず思った、感じたことをそのままお答え頂くと助かります。あらかじめ痛みの出やすい条件やパターンを探ってみてもらえると、施術の大きなヒントになります。
③脳圧調整について説明
頭痛の原因が脳圧にある可能性が高い方には、まず脳脊髄液や脳圧調整とはどんなものかについてipadを使ってわかりやすく説明致します。
ご自身のカラダで何か起きているのか?
なにが原因なのか?
どういう施術をするのか?
理解を深めることが頭痛解消の第一歩です。イメージできれば不安は軽くなります。ちょっと難しいですが、一緒に勉強しましょう!
④細かく検査
問診から推測する原因が実際に頭蓋骨や内臓で起きているか、直接触れて確認します。訓練された「手」は機械よりもはるかに敏感で、僅かな違いも感じ取ることができます。
ふたば整体院ではまずあたまの呼吸を詳細に診ます。さらに頸椎の動き、内臓にかかっている負担などを検査します。
⑤矯正・調整
あたまの呼吸はとても繊細です。触れているだけのような調整だったりします。また頭蓋骨と内臓の連動や頭蓋骨と頸椎のズレも改善し、脳脊髄液の循環が安定してよい状態になるように持っていきます。
総合的に矯正をすることで効果を持続させ、カラダを変えていくことが出来るのです。
⑥カラダの状態を説明
⑦お会計・次回の予約
脳圧調整
施術スケジュール
①不快な症状を集中的に取り除く段階
まずは脳圧を下げて頭痛やめまいなどのお困りの症状を軽減することに注力する段階です。頸椎、頭蓋骨の位置関係、個々の頭蓋骨の動き、一次呼吸の改善を進めていきます。
経験上、この段階ではあまり間隔を空けずに連続的に施術することで改善も早くなり、カラダも安定することが分かっています。週に1~2回の来院をお願いします。
②脳圧を安定化させる段階
集中的な施術で脳圧が下がると頭痛の程度や頻度もぐっと下がってきます。 次の目的としては「脳圧を良い状態で保つ」ことになります。
気圧や気温などの環境の変化、寝不足、過労などの生活からくる負担により、脳圧は上がってしまうことがあります。それらのストレスがかかっても脳圧が安定してよい状態であるため、個々の頭蓋骨の動きや内臓の機能を改善をすることで、変化に対する対応力を高めていきます。
施術目安としては週1回程度。この段階で施術をしていくと「そういえば今月頭痛がなかった」というくらい、いつのまにかカラダが変わっていることがよくあります。
③良い状態を保っていく段階
頭蓋骨の状態、一次呼吸が良い状態になると、さらにカラダの感覚が鋭くなってきます。大きな問題になる前に「ちょっと調子が悪いな」と感じるようになります。その時はメンテナンスをお勧めします。
なにかと負担のかかる現代社会。特にコロナ禍で精神的なプレッシャーもかかる毎日です。セルフケアの重要性はさらに高まってくるでしょう。
ふたば整体院では「治せるカラダへ」をコンセプトに、負担のかかる環境にうまく適応できるカラダになるよう施術していきます。目安としては1~2か月に1回程度となります。